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子どもの受け口は要注意!

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子どもの歯並びには、注意すべきものとそうでないものとがあります。乳歯列で歯と歯の間にすき間があったり、きれいに並んでいなかったりするのは、永久歯が生えてくる過程で自然に解決することが多いのですが、骨格的な異常に関しては十分な注意が必要といえます。その中でも今回は、骨格性の受け口についてふくおか歯科がわかりやすく解説します。

▼そもそも受け口ってなに?

受け口とは、下の前歯もしくは顎の骨が前方に出ている歯並びで、専門的には「下顎前突(かがくぜんとつ)」と呼んでいます。おそらく、皆さんの周りにも下あごが少し出ている方がいらっしゃるかと思いますが、症状が強いと顔貌に大きな影響を与えるため、口元のコンプレックスとなりやすいです。そんな骨格的な異常に由来する受け口がお子さまに認められる場合は、早期に一度、当院までご相談ください。場合によっては早い時期から矯正治療を開始しなければならないかもしれません。

▼子どもの受け口に注意が必要な理由

骨格的な異常に由来する受け口は、大きく2つに分けられます。1つは下の顎の成長量が大きいタイプで、もう1つは上の顎の成長量が不足しているタイプです。どちらも小児矯正によって、骨の発育を正常に促す必要があるのですが、後者に関しては3~4から矯正を始めることが多くなっています。なぜなら、下顎骨の成長ピークは上顎骨よりも早く訪れるからです。そのため矯正の開始が遅れると適切な治療効果が得られなくなり、受け口を根本から改善することが難しくなるのです。

▼子どもの受け口の治し方

子どもの受け口は、床矯正やプレオルソなどを使うことで改善できます。床矯正は、発育が遅れている顎の骨を広げるための装置で着脱式です。一般的なワイヤー矯正のように、いつもお口の中にあるわけではないので、お子さまの心身にかかる不安を最小限に抑えられます。プレオルソも着脱式のマウスピース型矯正装置で、受け口の症状だけでなく、口呼吸や歯並びを悪くする口腔習癖の改善にも寄与します。どちらも大人矯正治療では使用しない装置であり、具体的にイメージしにくいことかと思いますので、関心のある方はいつでもふくおか歯科までご相談ください。実物をお見せしながら、子どもの受け口の治し方についてわかりやすくご説明します。

▼まとめ

今回は、子どもの受け口の症状や治療法について解説しました。ふくおか歯科ではよく「子どもの矯正治療は何歳から始めるべきですか?」という質問を受けますが、標準的には5~6歳とお答えしています。ただし、骨格性の受け口のように例外的なケースもあります。そうしたお子さまの歯並び・噛み合わせの問題で少しでも疑問に感じるようなことがでてきましたら、お気軽にふくおか歯科までご連絡ください。