情熱
梅雨も明け 真夏の日差しが降り注ぐ毎日ですが
いかがお過ごしですか 技工士の大久保です。
先日 鳴門の大塚国際美術館に行ってきました。
以前からその美術館の存在は聞いていましたが
なぜそんな複製ばかりの美術館を創ったんだろう?
と思っていました
しかし 今回モネの睡蓮が咲いているというので
ドライブをかねて行きました。
お目当ての 名画の花園にモネの睡蓮を再現した公園には
かわいい睡蓮が咲いていました。
それ以上に感動したのは
いろいろな礼拝堂や名画の数々でした。
収蔵数も1,000余点と多く
それらはすべて原寸大の陶板に焼きつけられて
実際の美術品を鑑賞していると
変わらない感覚で鑑賞でき、そのすばらしさは
非常に感動的でした。
鳴門海峡の砂からタイルを作ろうと始まった技術開発が
1メートル以上の陶板もゆがみなく作れるようになり
転写技術 色調再現と多くの難関をクリアすることで
実現できたものです。
芸術作品のすばらしさは
作者のエネルギーを感じる事である。
という話を聞いたことがあります。
私も、より多くのエネルギーを感じられるもの
注ぎこんだものが やはり素晴らしいと感じています。
この大塚国際美術館の作品は
芸術家の情熱を写し取った上に
技術者の情熱も注ぎ込まれているように
思いました。
難しい話はともかく
感動感動のとても楽しい一日でした。
また私も 物作りの一端に属する者として
これからも 情熱を注げる仕事に精進していきたいとの
思いを新たにしました。