兵庫県加東市の歯科医院・歯医者さん ふくおか歯科 加西市、小野市、西脇市、三木市からもご来院「歯科医師・歯科衛生士求人・募集中」

子どもの歯の神経の治療について

ブログ

進行した虫歯では、歯の神経の治療が必要となります。歯の神経を抜いて、根管内をきれいにお掃除する治療ですね。実はそうした歯の神経や根の治療は、子どもと大人とでは少し異なる点があります。今回はそんな子どもの歯の神経の治療について、ふくおか歯科がわかりやすく解説します。

▼乳歯の歯の神経の治療

まずは、子どもの歯である乳歯についてです。乳歯はいずれ永久歯に生え変わるため、治療方針を決める際には永久歯の発育を優先させます。重症化した乳歯の虫歯でも神経を抜く処置を行うことはありますが、時間をかけて根管治療を行うことは稀であり、多くのケースで抜歯が適応されます。軽度から中等度の虫歯であれば、標準的な歯の神経および根っこの治療を行うことが多いです。

▼生えたばかりの永久歯の神経の治療

6歳くらいに生えてくる最初の永久歯(=第一大臼歯)は、虫歯になりやすいことで有名です。皆さんも油断していると、まだ生えている途中なのに永久歯が虫歯になってしまいますので十分にご注意ください。生えたての大人の歯は「幼弱永久歯(えいきゅうし)」とも呼ばれ、歯の根がまだ完成しておらず、虫歯を重症化させるといろいろ厄介なトラブルに見舞われてしまいます。

とくに歯の神経の治療で完全な抜髄を行うと、歯根が不完全な状態で発育が止まってしまうことから、「アペキソゲネーシス」という特別な治療法を実施する場合があります。これは歯髄の上の方だけを取り除き、下の歯髄は保存する方法で、処置を施したあとも歯根の発育が妨げられることはありません。歯の神経全体が虫歯菌に感染している場合は、「アペキシフィケーション」という方法で、歯根の発育を阻害しないように努めます。

▼歯の神経の症状が出る前に受診を

歯の神経の症状が出ている場合は、虫歯がかなり進行していることを意味します。お子さまのお口の健康と発育を第一に考えるのであれば、そうした症状が現れる前に歯医者さんを受診するようにしましょう。3~4ヵ月に1回くらいの頻度で小児歯科の定期検診・メンテナンスを受けていれば、虫歯を重症化させてしまうリスクも少なくできます。

▼まとめ

今回は、子どもの歯の神経の治療について、ふくおか歯科が解説しました。大人の歯の神経の治療とは異なる点があるため、子どもの抜髄や根管治療は、ふくおか歯科のような子どもの歯科治療に精通した歯医者さんにお願いするのが一番です。お子さまの虫歯の症状にお悩みであれば、まずは当院までご連絡ください。ていねいにカウンセリング・診察した上で、最善といえる治療法をご提案します。